輪行を覚えると世界が広がる

あっついですねー。みなさんいかがお過ごしでしょうか。こちらは何やかんやと日々ごきげんに暮らしています。

特に自転車への熱は冷める気配もなく、キャリアを付けたり、リフレクターをつけたり、愛車を少しずつカスタムして楽しんでいます。

その中でもこれは買って良かったなぁ、と思うアイテムが「輪行袋」。自転車を分解して仕舞うための袋です。これに入れさえすれば、電車にだって飛行機にだって自転車を積めちゃう、魔法の袋。妻とお揃いで、モンベルの物を購入しました。

やっぱこのロゴ好き

なにが素晴らしいって、その気になればどこにだっていけちゃうところ。今までは自転車で遠出をする際には、帰りの事を考えて早めに折り返していました。だけど電車で帰れるとなると、体力と時間がゆるす限り遠くまで自転車を漕いでいけます。美味しいかき氷を食べるためだけに、自転車で50km以上走っていくなんて遊びもできちゃう。

いままで走った事のない場所まで行けるので、新しい景色も見れます。写真は、三豊で見つけた夏休み感のある坂道。

石垣がかっこいい

心ゆくまで走ったら、帰りは電車におまかせ。

すごいぞ輪行袋!!電車で目的地まで行って自転車で散策するのも楽しいし、飛行機を使えば北海道へだって沖縄へだって、自転車を運べちゃう。いつかは海外を自転車で旅してみたい。。

自転車にまつわる妄想は尽きないのでした。

単速主義の100kmライド

遅ればせながら明けましておめでとうございます。さてさて新年あけてすぐ、1月2日の事。年末年始、あちらこちらでご馳走をいただいて、鈍った身体をどうにかしないといけないなあと思っていたところ。おぼろげながらに浮かんできたんです。100という数字が。

というわけで行ってみましょう。思いつきの100kmライド。決めたのは100kmという数字だけ。他はノープランです。真夏に行ったロングライドの時は東讃を攻めましたから、今度は西に向かう事とします。

Burlington Bicycle 700c 1S

シングルスピードにコースターブレーキ。圧倒的にロングライドに向いてなさそうな、この自転車が今回の相棒です。それと15年選手の赤いリュック。写真でみると自転車のチェーンがたるんでますね。これが後々ぼくを苦しめる事になります。そんな事だとは露知らず、ごきげんに出発です。午前8時30分。

欄干の影に残る霜
鬼無〜国分寺 池と線路
ジュリーかと思いきやジュノー

パンクや故障に対する備えは全然していないので、なるべく線路沿いを走ります。いざとなったら電車で帰ったらいいやと。鼻歌まじりで寄り道しながら進みます。車で何度も通った事のある道でも、自転車だと景色が違って見えるから不思議。かっこいい看板の喫茶店が開いていたので、立ち寄ってモーニングを食べました。午前9時55分。走行距離16km。

15mmのスパナさえあれば

チェーンが弛んでいたのが災いして、ここで1度目のチェーン落ち。チェーンをかけ直せばすぐに走り出せるのですが、結果として今回のライドで3回チェーンが外れました。やはり最低限の工具は持っていかないといけないなぁと痛感。

おなじみのココ

僕の場合、ライドとサウナはセットです。仕事帰りにも時々たちよる四国健康村へ。今年のサウナ初めになりました。ここは大衆演劇の劇場があるので、館内は観劇目的のマダムたちで賑わっています。浴室はそこまで混んでなくて、ゆっくりできました。正午。走行距離35km。

通りがかった中華屋さんで昼飯
今回のハイライト

丸亀あたりまで走ったところで折り返し、帰りに綾川(地名じゃなくて川の方)の河原で休憩。ご自慢のキャンプ道具を取り出して、コーヒータイムとします。年末に炊いたあんこを、おはぎに仕立てて持ってきていました。程よい疲れと河原の景色も相まって、思わず声のでる美味さ。午後4時15分。走行距離58km。だいぶと陽がかげってきました。

脇道でみつけた醤油蔵
すっかり夜

サンポートまで帰ってきたところで、トラッキング用のアプリを見ると、まだ走行距離75km。ここからが大変だった。100km走ると決めて出発した手前、このまま帰るわけにはいきません。あっちへこっちへ、無意味な遠回りを繰り返し、自宅まで10km弱の道のりを25kmに引き伸ばしました。という訳でなんとか100km達成です。午後8時。

ビールが美味い

今回の学び。とりあえず、1日に100km走れる事は分かった。あとプランと工具は大事。道がほぼほぼ平坦だったためか、翌日も翌々日も筋肉痛はなし。なんだかシングルスピードで何処までも行けるような気がしてきました。お正月の思い出ができて良かった。

旅先に自転車を持って行くと、便利で楽しい。

自転車で旅をする事に憧れはあるのだけれど、体力的にも時間的にも、そこまでの余裕はない。だったらせめて、旅先で自転車に乗りたいな。できればレンタサイクルではなくて、乗り慣れた自分の愛車に。そう思い立ったので、一泊二日の高知旅行に、自転車を持って行ってみました。

今回、高知までは車での移動。スポーツ系の自転車であれば、前後輪を外してしまえば意外と小さくなります。軽自動車の荷室に、僕と妻の分、自転車2台をなんとか詰め込んで、いざ出発。

なかなかコンパクトな姿に
ラパンの荷室にギュギュッと

1日目は温泉や美味しい食事を満喫して、2日目を自転車でのカフェ巡りにあてる事に。と、いうわけで二日目の朝。いそいそと自転車を組み立てます。

ちょっと苦戦しつつも復元成功

モーニングは「メフィストフェレス」ランチに「アジア食堂 歩屋」そしてティータイムに「terzo tempo」と、3軒の喫茶やカフェをめぐりました。10km圏内くらいで、のんびりサイクリングするにはちょうど良い距離。

車で見知らぬ土地、特に交通量の多い市街地を走るのは、けっこう気をつかいます。市街地から郊外、また市街地へと移動を繰り返していると、駐車場代も何度も払わないといけません。かさみがちな出費やストレスも、自転車なら無縁です。そして、なにより見知らぬ土地を自転車で走るのは楽しい◎

お得な駐車場さがして車は停めっぱなしでOK
車じゃ絶対とおらない道も自転車なら選べる

適度な運動の心地よい疲れを感じながら、また自転車を車に積んで帰路につく。これは良い楽しみ方を見つけました。次は鉄道や飛行機を使った輪行にも挑戦したいな。もっと遠くへ。そんな思いが、ふつふつと湧いてくるのでした。